おっちんするは関西の方言

日本語教師になるため、ヒューマンアカデミーに通っている。今日の社会言語学の授業では、「役割語」の話が出てきた。

「今日わしはAさんに会ってきたんじゃ」「明日は雨が降るかしら」「お手々に砂が付いたからパンパンしようね」「ご機嫌麗しゅう」・・・

年齢や性別、お嬢様言葉やヒーロー言葉、幼児語や敬語など、実際の生活で使うものから、アニメのキャラでしか使われないような言葉まで。これらの言葉を聞くと、誰がしゃべっているかが想像できる。日本人は無意識に、これらの言葉を自由自在に使い分けているとのこと。

「幼児語の例を挙げてみましょう」という先生のお題が出てきたので、表題にある通り「おっちんする」という例を出してみたら、何それ~と関東圏の人に笑われてしまった。どうやら、関西の方言だったらしい・・・

毎日が新しい発見の連続!無意識に話していた日本語を意識化していく作業はなかなか面白い。

ちなみに、おっちんするは「お座り」の意味。

ハロワークに行ってきた

離職票が届いたので、失業手当の手続きをしにハロワークへ行ってきた。新宿エルタワービルの23階にあり、雰囲気はお役所。ハローワークが入っている23階に辿り着くまでに、立派なビルの中を私服姿の自分が通り抜けていくのが、なんとなく滑稽だった。ご年配の人ばかりがハロワークに来ているのかと思いきや、意外にも若い人もちらほら。

受付番号を呼ばれて椅子に座ったら、慣れた様子で男性職員が話し始めた。うんうんと私が頷いたり、返答したりしていると、「ヒューマンアカデミーに通っている」というワードが私の口から出てきたあたりから、職員がそわそわし出した。

どうやら、学生扱いになると失業手当の給付対象外になるらしい。えぇーっ!そんなこと知らないぞ…とこっちもそわそわし出したら、授業時間が週に20時間を超えていなければセーフらしい。早く言ってよと思いつつ、今受講している時間数を数えてみたら21時間。超えてるやん!と自分で突っ込みを入れていたら、まぁ20時間を超えないように今から調整してもらえれば問題ないよとフレキシブルに対応していただいた。

その後、離職票を提出し終えると、求職申込票を渡され(失業認定されてから1ヶ月間以内に就職する場合は、ハローワークの求人経由であることが必須)、違うおじさんにバトンタッチされた。おじさんは、私に「ハローワークカード」というものを発行してくれた。ハローワークカードには、私専用の求職番号というものが記載してあり、ハローワークの求人を見るときには、その番号を入力しないと見れないようになっているらしい(民間の人材会社の新規営業を阻止するため?)。

最後に、自己都合退職の場合、失業給付開始時期は7日間の待期期間を挟み3か月後になること、給付開始時期前に就職した場合においても、再就職手当というものがあることを教えていただいた。おじさんは、求職申込書に記載してある私の前職がハローワークのライバルだったので少し興味があったのか、「求職活動はやはりどこかのサイトに登録するんですか?」と聞いてきた。

帰り道、そう言えばあのおじさんに対して一度も「ハローワークを使って求職活動をします!」と言わなかった自分に気が付き、苦笑した。