日系ブラジル人の報告

「移民の現状を二世が報告」。新聞を通じて無料の公開講座があることを知った。移民の現状を知りたかったので視聴しに大学まで行ってきた。

愛知県にある保見団地には、多くの日系ブラジル人が住んでいることを初めて知った。男性時給1100円、女性時給900円。同じ工場のラインの仕事であっても、出身国や性別などで得られる賃金に差があるらしい。また、ほとんどが派遣社員で正社員にはなれないので、景気が悪くなると真っ先に切られるとのことだった。

報告者は、外国人の労働問題に関しては、ジェンダーの視点での議論が特に少ないと批判していた。また、ジェンダーの視点だけでなく、エスノシティー等々様々な視点を交差させること、つまり多様な視点から労働問題について考えることがとても重要だと指摘していた。なぜなら、問題はそこまで単純ではないから。

外国人の問題というのは、日本人にも起こりうること。ただ、外国人だからということで、集中的に問題が顕在化しているにすぎない。

参加者の言葉にとても納得。

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