江戸と火事

これまたテレビを見ていると面白い番組が放送されていた。

昔の日本の家は木と紙でできていたため、一度火が点くとなかなか消えない。火がつくと、あっという間に燃え広がり、逃げ遅れて焼け死ぬ人が後を絶たなかったという。特に、江戸時代は人と家が江戸に密集したため、火が簡単に燃え広がったらしい。

そのため、当時消防組織が作られた。その消火活動の考えが、とても斬新だ。当時水を運ぶホースなどあるはずもないので、火を消すことはしなかった。代わりに、建物自体を壊して、燃え広がらないようにしたそうだ。

建物を壊すといっても、もたもたしていると火を止められない。そこで何をしたかというと、「火事になる前提」で家が壊しやすいように簡易に造られていたという。また、家にはすぐに逃げられるように、必要最低限の家財しか置かなかった。これがいわゆる江戸っ子の気質に繋がったらしい。とても興味深い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です